ピアノで本番ミスしてしまった時の対処法
本番でミスしてしまった時の対処法について書いていきたいと思います。
本番で上手く弾きたいと思っちゃいますよね。
せっかく今まで練習してきたのだから、素敵な演奏がしたいって頃思っています。
今回本番に向けての心得のような内容も含まれますが、今回は片足だけ突っ込んだような感じになると思います。
さて、本番でミスが起きる要因は様々です。
ピアノの場合は、本番は会場が持っている楽器で演奏するということがほとんどで、自分の慣れ親しんだ楽器で演奏することはできません。
コンサートや発表会でしたら、本番前にリハーサルなどがあるのでこの楽器はどんな楽器だろうっていうふうに聞いて慣れておくことができます。
けれども、コンクールなどではそれができないんですね。
もし演奏を始めて「あれ思ってたのと違うな」と思ったとしても、なんとかそのピアノで自分の演奏を助けなければいけないんですね。
そこのコントロールがうまくいかず、ミスにつながるということが結構あります。
緊張すると、家で弾いているような冷静な状態ではいられません。
緊張は本番でのミスの第1の原因と考えても良いのではないでしょうか。
気持ちの上だけでなく、手が震えることによって指が分からないとかそういうこともあの経験された方はいらっしゃるんじゃないかなと思います。
実は、プロもミスがします。
一流と言われている素晴らしいピアニストや演奏家でも、何かしらのアクシデントを経験しています。
でも、客観的に音で今ミスしたの全然わからなかった、気づかなかったというふうに、ミスしたことがわからないということもあるんですね。
それは何でしょう。
それは、「ミスに素早く対応する方法」を知っているからです。
もしミスが起きてしまったとしても、上手にそれを乗り切ることができるんです。
では、どのようにしているのか。
それは
それは、過去を振り返らない、何だか人生みたいですよね。
これがキーワードです。
もしミスが起きたとしても、音楽を決して止めないということなんです。
なんだそれだけって思われるかもしれないですけど、実はこれがとっても大切なことなんです。
ミスタッチやミスのようなものをしてしまうと、一瞬思考が停止します。
思考が停止すると、音楽が止まります。
立ち止まった感じでなくても、今までこう順調に音楽に乗っていたものがふっと止まるということになります。
音楽が常に流れています時を刻んでいるのと同じことです。
弾いて音が出た瞬間、それは過去のものになります。
これをよく覚えておいてくださいね。
過去を振り返らずミスが起きても何事もなかったかのように生き続けること、これが上手にできればたとえミスをしてしまっても目立たない、或は全く気づかれないということになるんです。
自宅での練習の時にミスをしたら、必ず弾き直しをしています、という方がいらっしゃると思います。
これはこれで正しいです。
普段の練習ではありなんですけれども、本番では無しです。
練習では絶対にミスをしない練習をしておいて、本番ではミスやアクシデントを上手に対処する。
このように、練習と本番で心構えを変えることが大事です。
なんだごまかしてるだけじゃないの、と思われるかもしれないんですけれども、これは勝手に思っていることなんですけれども、ミスをごまかしたいという気持ちよりも、この曲の良さを伝えたいという一心で行なっていることなんだと思います。
ただ止めないだけだと、漠然とし過ぎてしまっていて分かりづらいと思いますので、本番で演奏するときのコツをお話しします。
どうしたらいいかと言うと、メロディパートを止まることなく唱え続けるということです。
そうするとミスも減っていきますし、もしミスが起きてしまったとしても、音楽を止めずに弾き続けることができます。
演奏する立場になってしまうと、ミスをした時にもう全てがダメというふうに思ってしまいがちなんです。
弾いてる最中は、たった0.0何秒ぐらいのミスを5分ぐらいに感じるんですよね。
それでとんでもないことをしてしまったって思うんですけれども、でも音楽が止まらなければミスをしたとしても気にならないことがほとんどです。
お客様はミスを探しているわけではなくて、音楽を聴きに来ています。
これは試験やコンクールなどで審査員が厳しい耳を持って聞いている時でも、同じことが言えます。
自宅でも練習できることなので、通し練習の際などに是非行ってみて下さい。
学生の時に、歌っていて音楽が流れてればミスは絶対にならないから大丈夫と言われたことがありました。
当時は慰めとか励ましなのかなと思ってそれでもミスはミスだよね、と思っていたんですけれども、後にそのようなことがあって後日録音を聞いてみたら、本当に自分の思っていたことよりずっと小さなことだったんだってことが分かって、演奏にもほとんど影響を及ぼしていなかったとから寝ることができました。
もちろん普段はミスのないように、絶対ミスのないように練習することが大前提なんですけれども、その積み重ねあっての本番でのミスというのは実は大したことがありません。
緊張のあまりで出していきなりつまづいちゃったなどということがあって心が折れたりすることもあるんですけれども、それに負けないで最後までその曲の良さを伝えるという風に意識を変えていくことで本番でのミスは乗り切ることができるんじゃないかなと思います。
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